【ネタバレなし】【おすすめ】Netflixに加入して、B: The Begining1話に衝撃を受けた
―前略
こんにちは。はじめまして。
いやし、と申します。
今回は、この土日で観た「B: The Beginning」というアニメの
1話の素晴らしさについて語りたいと思います。
全体を通した感想・考察は、ネタバレを含めて書くので、
まず、この感想に興味を持ったかたは、6話まで観てみてください。
1話の衝撃
まず私は、何の知識もなく観始めました。
Netflixがオリジナルアニメに力を入れ始めている、という噂を聞きつけ、
ここ1週間前くらいに契約してみました。
何が有名かなどは、まったく知らない状態です。
「DEVILMAN crybaby」など、それぞれ1話だけ観てみて、
「ふーん」「ちょっと絵が合わないな..」などと思いながら適当に回していたんですが、
この作品には、グッと惹きつけられましたね。
□導入
まず、この序盤から緊迫した展開。開始3分もしないうちに首がなくなるという。笑
ここからOP、日常シーンへ移り、物語がはじまります。
□ OP
OP。歌詞ないんですよ。笑
そして短い。CMに移るときの曲くらい短い。
ただ、引き込まれるんですよね。作品のなかに。
ミステリアスだけど知的な、そういった雰囲気を醸し出す曲。
ムリダンガムに似た打音と女性のコーラスが織りなすオリエンタルなリズム。
この曲を聴くと、スッと、物語に集中できるようになりますね。
...また、これには理由があるんですよね。それは考察のほうで。
このまま話の流れに沿ってもいいですが、
ネタバレしない程度に、「すごいぞ、これは...」と思ったところをピックアップしますね。
□景色
この書き込みの量ですね。舞台が1話だけでもめっちゃ出てきます。
離れ島で構成されている国、という設定が、この舞台の多さを実現しています。
このあと、飛行船、禅寺、バイオリン工房まで、この書き込み量で出てきます。
ちなみに1話だけじゃなく、このクオリティは最終話まで続きます。すごい。
□ガジェット
近未来的に描いていますが、全部、いまでも実現可能な技術なんですよね。
「カイエン」という車種がセリフとして出てきますが、これで限りなく現代に近い時代であることを描写しています。
ここで、かなりリアルであることに忠実な作品だという印象を受けます。
□【閲覧注意】身体の切れる感触
グロテスクなシーンは多いです。
ただ、このグロテスクさにはリアリティがあります。
刃を入れるとき、その周りが食い込むところまで、忠実に再現されています。
□思考を字幕化する
この作品中では、こういった字幕がかなり出てきます。
海外のサスペンスドラマなどで利用される手法でしょう。
そういったアニメではなかった要素もふんだんに取り入れています。
そして、思考もかなり現実的なもので、自然な流れで結論を導きます。
ストーリーのなかにトリックも組み込まれており、
綿密に練られた脚本なんだな、という印象を受けました。
□コミカルなCG
ここは、実際に見てもらわないと伝わりきらないのですが、
車のスピードが異常に速いです。
銭形警部のパトカーかと思うくらい速いです。笑
でも、リアルなんですよね。
私はここが一番すごいところだと思いました。
□唯一のアニメ要素「鳥人間」
このリアルを追及した描写のなかに、突如現れる鳥人間。
かなり異質ですが、特殊な能力を使うわけではなく、
戦闘シーンの身のこなしは、風圧も考慮するなど、かなりリアルに描かれていました。
(あと戦闘シーンは全部かっこいい。)
この鳥人間君が、今後の物語のキーになります。
これらのことから、私は、
「リアリティのなかにアニメ要素を食い込ませる」
これが、このアニメのテーマだと感じました。
ここまでのリアリティをアニメで出せるのはすごいです。
さすがProduction I.G。
この記事を観て、もし興味を持ったなら、
いっかい、6話まで観てみてください。
そこまで観て、面白いと思えば、最後まで楽しめると思います。